美容室(特に初めてのお店)では、今までの髪の履歴を聞かれることが多いと思います。
「何故、履歴を聞かれるのか」
「かなり前だから関係ないのでは‥?」
と思われがちですが、実は髪の履歴はかなり大切です。
美容師が何のためにカウンセリングで履歴を聞くのかを、解説します。
① 髪のダメージ状態を正確に把握する
- いつヘアカラー・パーマしたか
- ブリーチやセルフカラー、黒染め経験があるか
- 縮毛矯正や髪質改善、(デジタル)パーマをしているか
・毎日アイロンやコテを使うか
等によって、髪の傷み具合が違います。
ぱっとは同じ見た目でも、中身は別物なことが多いです。
② 薬剤トラブルを防ぐため(超重要)
詳しい履歴を知らずに施術すると
縮毛矯正 × ブリーチ毛
縮毛矯正×パーマ
暗染め(白髪染め)とブリーチの繰り返し
等、
チリチリになったり、髪が切れてしまったり、ムラが出てしまったり‥
みたいな事故が起きやすく、美容師にとって履歴確認は
「使用する薬剤の為の安全確認」でもあるのです。
③ 仕上がりの予測精度を上げるため
例えばカラーなら
- 前回どんな色を入れたか
- 市販カラーかサロンカラーか
で、発色・色落ち・ムラの出方が変わります。
履歴がわかるほど「思った通りの仕上がり」に近づけやすくなります。
④ できる/できない施術を正確に判断するため
希望の髪型があっても、履歴次第で
- 今回は不可能
- 段階的にやった方がいい
といった判断になることもあります。
これは「断るため」じゃなくて大切な髪を守るためです。
⑤ 今後の提案をしやすくするため
履歴がわかると、
- 次回はこの施術がおすすめ
- この周期で予約すると綺麗を保てる
長期プランも立てやすくなります。
・お客様から正直に伝えるのが大切
もちろんスタイリストからも伺いますが、
「セルフカラーしたのを言いづらい」
「他の店での施術を伝えづらい」
↑これらは言わない方がリスクが高くなります。
特に伝えた方が良い履歴&理由はこちら↓
① 市販カラー・セルフカラー・ヘナ
- 市販カラーは薬が強く、色素も複雑です
- しっかり色が入るため、次のカラーや薬剤が入りにくい(明るくならない・赤味が出やすい)ことが多いです。
- 自分から見えないところはムラになりやすく、美容師も予測が難しいです。
よくある誤解は
「1回だけだし…」
1回でも影響はあります。(特に黒・ダークブラウン・白髪染め等
② ブリーチやハイライトの履歴
長さにもよりますが、年単位でも伝えてください。
- ブリーチ毛は見た目が綺麗でも中身が弱っています。
- 縮毛矯正・パーマで一気にダメージが出ることも考えられます。
判断基準
- 「覚えてるなら言う」
- 何年前でも、毛先に残ってたら影響ありです。
③ 黒染め・暗染め・ヘナ(サロン/市販問わず)
▶ かなり重要
- 明るくしたい、色味を変えたい時に難しい
- ブリーチしても完全に抜けないことがあります
ポイント
「黒染めじゃなくて暗めカラー」でも、実質黒染めの場合はあります。
④ 縮毛矯正・ストレート・髪質改善等の履歴
- 髪の構造が変わっています
- パーマ・ブリーチ・明るいカラー等の施術は制限されやすくなります
よくあるNG
「部分だけだから言わなかった」
→ 毛先だけでも重要です。
⑤ デジタルパーマ・特殊パーマ
▶ 忘れられがちだけど大事です
- 熱ダメージ+薬剤ダメージ
- 普通のパーマより次の施術に影響が出やすい
⑥ 失敗した施術・チリつき経験
- 同じ失敗を避けるため
- 髪が痛みやすい状態か判断がつきやすくなります
⑦ トリートメント・酸熱・髪質改善系
- 薬剤反応に影響する
- カラーやパーマの仕上がりが通常と変わる可能性があります
⑧ いつ頃か曖昧でもOK?
▶ 全然OKです
- 「半年前くらい」
- 「コロナ前だった気がする」
正確じゃなくても、施術の情報があることが大事です。
- 「市販カラーも混ざってます」
- 「正直、あんまり覚えてなくて…」
- 「⚪︎年前に失敗したことがあって、慎重にしたいです」
等は、わかる範囲で大丈夫です。
初めてのお店では、特に重要ですので
カウンセリング時には、大切な髪を守るために是非スタイリストに伝えてください!





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