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「特に何もしていないのに、髪が傷んでチリチリしているんだけど…これってカットやトリートメントすれば直りますか?」
カウンセリングの時にご相談を受けることが多い内容です。

結論から言うと…
よっぽどダメージが出ることをしていない場合、何もしていないのに急に傷むことは稀です。
そのチリチリの原因は…クセ毛です。
ですので、カットやトリートメントだけでは根本的に直らないケースは多いです。
よほど枝毛がたくさんある場合は傷んでいるので、カットすれば収まるかもしれません。


↑カット以外まったく何もしていなくても、クセで傷んでパサついて見えてしまいます。

こうお伝えすると
「え、今まで(髪質が)ストレートだったし、傷んでいるのかと思った」
とおっしゃる方は、意外と多いです。
元々がクセ毛でなければ、驚くかもしれませんね。

特に、30歳以降のチリチリのクセは加齢や代謝低下・血行不良による髪質の変化や
頭皮のたるみによって出てきている事が多く
年数とともにジワジワ出てきますので、気づかない事もあります。
特に前髪のクセ、表面のチリチリ、後頭部のボリュームが気になる方が多いですね。
もちろん男性にも出てきます(短い方が多いのであまり気付きにくいですが)
※女性の場合は産後の一時的なクセの場合もあります。

お顔のシミやシワと同じで、髪質も変化していきます。

 

では、どうすればチリチリを抑えられるのか。

外からの対策

①アイロンやブローで伸ばす
②オイルやトリートメントで抑える
➂縮毛矯正(その他、トリートメントストレートや髪質改善等)
中からの対策
①頭皮マッサージやヘッドスパをする
②生活習慣や食事内容を改善する
➂育毛剤や美容液を使う
30代以降、髪質が変わってきたな…と感じたら。

「いつもは気にならないけど、お出かけの時はちゃんとしたい」という場合は
①②アイロンやブロー、オイルやトリートメント、スプレーでその日だけ整えるのが良いでしょう。
既にご存じの方も多いですが
毎日高温のアイロンを入れ、オイルやトリートメントをベタベタにつけるのはあまりオススメしません。
※お顔で言うと、お化粧にあたります。オイル等はつけたらシャンプーで落としてあげましょう。

「すぐクセが出てきて常に気になる、湿気があるとボサボサになる、朝あまり時間がない」という場合は
➂縮毛矯正やストレートパーマがおすすめです。
昭和後期から平成初期に流行した、ツンツンになるストレート(縮毛矯正)という考え方は結構古め…です。
今は髪質に合わせてストレートの薬剤やアイロンのかけ方も様々です。

ただ、見た目がツルツルで綺麗になるので思い違いをしやすい施術でもあります
熱で髪の形を変えるものなので、ダメージレベルとしては上の方になります。
ダメージは出ますが、毎日時間をかけて根元から全頭アイロンをするよりはマシです。
※お顔で言うと、整形にあたります。形状が変わります。


↑ツルツルですが、傷んでいます。


傷んだ髪は扱いが難しくなりますので、以下当てはまる方は注意が必要
です。
・ブリーチをしている/デジタルパーマをかけている(薬がごく弱いものしか使えませんので、クセが伸びない可能性があります)
・ホームカラーをしている
↑上記の髪に無理にストレートをかけると、髪がチリチリになったり、切れたりします。
・パーマもかけたい時がある(矯正毛にはコテやアイロンでカールを付けるのがおすすめです)
・ハイトーンカラーにしたい(矯正した部分はとても明るくなりにくいです)
↑様々な形・色の髪型を楽しみたい場合は、縮毛矯正はおすすめしません。

縮毛矯正をする方、しようか迷っている方は
傷ませない事を最優先に考えてあげると、綺麗な髪を保っていけると思います。
「チリチリが気になって縮毛矯正したけど、傷みすぎてチリチリ」になってしまっては本末転倒です。

髪を綺麗にしたいけど
トリートメント・スタイリング・ブローを頑張っても、中々良くならない方
一度、スタイリストさんに縮毛矯正やストレートパーマの相談をしてみてください(^^

エヌドファイブでは、電子トリートメント&シャンプーによる水分コントロールもおすすめしています。

スタイリスト藤井