冬になり乾燥した気候が続くと、特にご相談が増えます。
【髪が絡まる・引っかかる原因】
思いつく原因と対策を書き出してみました。
①髪のダメージによるもの
・キューティクルの損傷
過度なブラッシング・熱によるダメージでのキューティクルの荒れ
対策:過度なブラッシングを避ける、アイロンやコテの温度を下げる&頻度を減らすと良いでしょう。
・枝毛・切れ毛
対策:定期的に毛先のカットをする、ダメージで切れている場合は原因に対処しましょう。
・毛髪の乾燥(水分不足)
パサつき・静電気で絡まりやすくなる
対策:洗浄力の優しいシャンプーの使用、電子トリートメントM301、イオンドライヤー等が取り入れやすいでしょう。
・薬剤によるもの
パーマ・ブリーチ・頻繁な縮毛矯正やカラーでのダメージ
対策:施術の間隔を空ける、必ず前処理のトリートメントをしましょう(電子トリートメントM301)
パーマ→2ヶ月以上あける
ブリーチ→リタッチのみにする
ヘアカラー→1ヶ月以上あける
縮毛矯正→3ヶ月以上あける
②ヘアケア習慣によるもの

・濡れた髪を粗く扱う
濡れた髪は一番弱っている状態なので、無理にブラシでとかすと絡む&切れる
キツくまとめる、タオルで毛先を擦りながら水分をとる、等
対策:タオルで優しく挟んで水分をとる、目の粗いコームで毛先からとかす、乾かしてから髪をまとめましょう。
・間違ったブラッシング(根元→毛先)
絡まりを根元から無理矢理とかす
対策:毛先→中間→根元の順で優しく行いましょう。
・濡れたまま放置して寝る
キューティクルが開いたまま&擦れて絡む
対策:ドライヤーで乾かす。
毛先が乾いたつもりでも濡れていることも多いので、ブラシを通してブローができると理想的です。
難しい場合はクルクルドライヤー・ブラシ付きドライヤーが便利です。
・シャンプーの洗浄力が強すぎる
必要な油分まで落とし、髪を乾燥させる
対策:洗浄力が優しいものに変えてみましょう。
・トリートメントのつけすぎ(ビルドアップ)
インバス、アウトバス、ドライヤー後、朝のスタイリング前後
過剰な油分が蓄積されていくと、毛先が重くなり引っかかりやすくなる
対策:つけるものを2種類程度に減らす、特に予定のない日はつけない、シャンプーをしっかり泡立ててオフしましょう。
③スタイリング
・タイトな結び方(強く引っ張る)
髪が中間(結び目)から切れやすい
対策:ゆるく結んだり、シュシュを使う。必要のない時はおろしましょう。
・毎日スタイリング剤を使用する場合
スタイリング剤(ワックスやオイル、スプレー)がシャンプーで落とせていないと
蓄積されて毛先が絡まりやすくなる。
対策:スタイリング剤を軽いものにする&使用しない日を作る。
オフ専用のもの(ネット等で買える)や時々シャンプーの洗浄力を少し強いものにしてみるのも良いでしょう。
④環境・水質

・プールの塩素・海水
対策:しっかりシャンプーをした後、保湿をする
電子トリートメントM301、ヘアミルク等、水分多めのものがおすすめです。
・乾燥した気候
静電気・パサつきで絡む
対策:室内の加湿、電子トリートメントM301、髪をまとめる、オイルやミルクを少しつける等。
・強風や埃・砂埃の多い場所
汚れが付着しやすい為、髪がベタつき絡まりやすくなる
特に現場仕事の方やお子様に多く、皮脂や汗等でも酸化しやすくなる。
対策:まとめ髪、帽子やタオル等で保護。
シャンプー前にブラッシングをする、余洗いをしっかりする、できればシャンプーを2回しましょう。
・紫外線
紫外線用スプレーを使用する、帽子等で保護。
酸化予防に電子トリートメントM301がおすすめです。
・水質(硬水)
髪がざらつきやすくなる
(名古屋は軟水であまり心配ない様です)
対策:浄水シャワー、クエン酸系シャンプーやリンス等を取り入れてみましょう。
⑤髪質・健康・食生活
・髪質(細毛・くせ毛)
くせ毛や細毛は絡まりやすい
対策:縮毛矯正・ブロー・ヘアアイロン・カット
・栄養不足(タンパク質・亜鉛等)
髪が細くなり、絡まりやすくなる
対策:バランスの良い食事、必要なら医師に相談。
・年齢によるホルモンの変化(妊娠、思春期、更年期、老年期など)
髪質が変化し、くせや毛質により絡まりやすくなる。加齢毛等。
対策:生活習慣対策、変化した髪質に合わせての施術。
・薬の副作用
髪質変化を引き起こす薬もある
対策:医師に相談。
・(頭皮の)血行不良
対策:頭皮マッサージ、育毛剤の使用、ヘアサロンでのヘッドスパ、軽い運動や体操
・喫煙、飲酒、脂っこい食事
血がドロドロになりそうな原因を避ける
⑥衣類由来
・綿やタオルの枕カバー(摩擦が大きい)
髪が擦れて傷む
対策:シルクやサテンの枕カバーに変更。
・ハイネック、フードつき、マフラー等
出入りで毛先(襟足)が絡まりやすくなる
対策:まとめ髪や短めのヘアスタイル、ウールやアクリル等の静電気が起きやすい素材を避ける。
その他
・美容室施術でのダメージ(薬剤の残留や過処理)
→ 施術によるダメージ(特に縮毛矯正やブリーチ)
対策:信頼できるサロンで施術・相談しましょう
・毛の長さ・密度の組み合わせ
長くて多いほど絡むリスクが増す
対策:レイヤー調整や梳きすぎないカット。
参考にしてみてください。







