最近SNSで見かけることが増えた【皮膜毛】や【ビルドアップ】という単語
聞き慣れない方もいらっしゃると思います。
それ専用のシャンプーなんかも見かけますね。
【皮膜毛】【ビルドアップ】とは、
とても簡単に言えば、「油分が付きすぎている状態の髪」の事です。
油分は、トリートメント・コンディショナー・ヘアオイル・ワックス
等に含まれています。シリコンでもポリマーでも、何かしらは大体含まれています。
髪の見た目や手触りをよくする為には必要な時がありますね。私も乾燥・静電気が酷い時はたまにつけます。
さて、どんな状態が「皮膜毛」なのでしょうか。
・髪がなかなか乾かない
・アイロンやコテを入れると煙が出る(もっと上に行くと蒸発せず濡れた様な質感が出る)
・髪を巻いてもすぐ取れる
・シャンプーが泡立たない
・髪がふんわりせず、すぐペタッとなる
・シャンプーを変えると髪の調子が変わる
等ですが、とはいえ、なかなか判断がつかないと思います。
【シャンプーの後に洗い流すトリートメント+ドライヤー前に洗い流さないトリートメントやオイル+朝のスタイリング前や後にオイルやワックス・スプレー】
この3〜4段階で何かつけている場合は、シャンプーする時にちゃんと洗えてないと「皮膜毛」になりやすいです。
「じゃあ何もつけちゃダメなの?」と思われがちですが、
決して、トリートメントやスタイリング剤をつけるのが駄目なわけではありません。
ちゃんと洗えていない上からまたつけるのが駄目なのです。
最近のシャンプーは洗浄成分が見直され、良いものが増えていますが
残念ながらトリートメントはそれに見合ったものが少ないです。
何故なのか。
原料がかなり高くなるのと、ツルっと感が出ないとトリートメント効果がわかりにくくなるからです。
例え(セット商品の場合)ですが
シャンプーの洗う力が50とすれば、トリートメントは70~80くらいのパワーバランスが多いです。
そうしないとツルっと感が出ないんですね。
ですので、その差をシャンプーの2度洗いやトリートメントをつけない日を作ることでバランスをとってあげる必要があります。
何も予定のない日はトリートメントやスタイリング剤をお休みするのも良いと思います。
しっかりメイクの日と、ノーメイクの日の違いみたいな感じです。
しっかりメイクの日はお顔もしっかりクレンジングしますよね。
それから、【皮膜毛】のデメリットですが
・髪が酸化して硬くなりやすくゴワつきやすくなる(油分の重みで引っかかる)
・髪がなかなか乾かず生乾きのニオイの原因になる
・スタイリングがしにくくなる(巻いてもとれる、ふんわりしにくくなる)
・洗浄力の優しいアミノ酸系等のシャンプーでは落としにくくなる
・カラー、パーマ、縮毛矯正がかかりにくく取れやすく(落ちやすく)なる
・肌にかかる部分が荒れやすくなる(おでこ、フェイスライン、デコルテや背中)
・毎日アイロン等を使う場合、熱・酸化ダメージが出やすくなる
・単純に油くさくなる
エヌドファイブではオープン当初からお伝えしていますが
「トリートメントをたくさんつければ髪がどんどん良くなる」
ことはありません。
あくまで手触りやまとまりをよくするため、スタイリング目的で使用するのが良いでしょう。
※電子トリートメントM301は油分の入っていないトリートメントです。
【おすすめメニュー】
・クレンジングヘッドスパ
・プレアート(シリコン除去)
お困りの方はご相談ください(^^)