いつもエヌドファイブをご利用頂きありがとうございます。

スタイリスト藤井です。

今回は、ホームカラーについてです。

自宅で空いた時間に、コロナの心配もなく手軽に出来るのが良いと
利用される方が増えている様です。

ホームカラーのメリットとしては
・いつでも、空いた時間に出来る。
・こまめに美容院に行かなくて良い。
・安い。

この辺りかなと思います。便利ですよね。

ですが、デメリットの方がやはり多いです。
・ムラになる。
・(薬のパワーが強めなので)髪にダメージが出る。
・その後のカラーチェンジやムラを直すのが難しくなる場合がある。
・縮毛矯正やパーマがかけにくくなる。

そもそものホームカラーとサロンカラーの違いですが…
美容院でのカラー施術では、薬の力をコントロールする事が多いです。
・新しく伸びてきた根元用(リタッチ部分)
・すでに染まっているor色が抜けてきた毛先用
・暗くしたくない毛先や、ハイライト、ブリーチ、ダメージのある部分用
・縮毛矯正をしている部分用

このあたりを、脱色力の強弱や染料の濃度をコントロールしながら染める事がかなり大切です。
細かく言えば、塗る量や時間なんかも大切です。

ホームカラーですと、このあたりの調整が難しいんですね。
基本的に新しく伸びてきた根元用(リタッチ部分やバージン毛用)に作られているので、脱色作用も強く、染料も濃いめです。
特に、縮毛矯正とホームカラーの相性はすごく悪いです。
縮毛矯正をされている場合で、どうしてもホームカラーをしたい場合は、
一度担当のスタイリストに相談してみてくださいね。

特に白髪染めに関しては、
黒髪を明るく(茶色く)する+白髪を暗く(黒く)する

という半比例した作用が同時に起こりますので、新しく伸びた根元だけに塗れれば特に問題ないのですが
既に染まっている毛先にまで同じ薬がついてしまうと、毛先だけどんどん色が濃くなっていってしまいます(白髪染めの場合)
根元が明るく、毛先が暗い
いわゆる逆プリン状態ですね。
加えて、
既に染まっている髪に対して、そこまで必要のない脱色力が作用してしまいますので
髪は不必要にどんどん傷んでいきます。

 

やむを得ずホームカラーをされる場合は
①新しく伸びてきた部分を
②生え際と頭頂部(表面や分け目)だけ染める
というのが理想です。
↓この白い所です。(白髪がない場合は逆に黒い所)

それから、最近多いトリートメントカラーや塩基性カラー(マニックパニック等)も
次のカラーの事を考えると避けた方が無難です。
特にカラーチェンジを頻繁にされる方にはおススメしません。
ブリーチや脱染をしても色味が残留することが多いです。

ずっと同じ色で、白髪だけちゃんと染まれば良い、若しくは、ただ茶色くなれば良い
と言う方にはそこまでホームカラーのデメリットはありません。
ダメージやムラはありますが(^-^;

ご自宅でカラーをされる前に、参考になればと思います(^-^)

 

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