いつもありがとうございます。

スタイリスト藤井です。

「白髪染めは黒くなるから嫌なんです」というふうに
ファッションカラー＝明るい
白髪染め＝暗い
こんな印象の方はまだ多い様ですね。
今は薬剤もたくさんの種類が出てきていますので、明るめの白髪染めも可能になってきています(^^)

前回のブログでも少し触れましたが、
今回はファッションカラーと白髪染めについてです。

まずは【ヘアカラーの仕組み】です。
ファッションカラーも白髪染めも共通して、一般的なヘアカラーは
黒い髪を明るく（脱色）しながら、色味を入れて（染色して）いきます。（実際には同時進行です）

※この時、既に明るい部分への脱色のパワーはコントロールします。
市販品やホームカラーではコントロール出来ませんので、ダメージが出やすくなります。

この染色の部分で、ブラウンやナチュラルブラウンという色をどれだけ入れるかが
ファッションカラーと白髪染めの違いです。実はたったそれだけなんです。

【白髪染めの特徴とは】
黒い髪は、脱色して茶色くする
白い髪（白髪）には、ブラウンを入れて茶色に近付ける
というすり合わせが起こるのが白髪染めです。
上記の「染色の部分」で、ブラウンを入れるという事です。

カラーのトーンで言えば
黒髪は1～5トーン、茶髪は６～9トーン、明るい髪は10トーン以上
白髪はトーンでいえば19.２０トーンくらいなんですが（私の感覚です）

黒髪の部分を明るくしつつ、白髪もしっかり染めようとすると…
黒髪と白髪の染まり上がりの差が小さいほど白髪がしっかり染まって見えますので、
ブリーチを除いたちょうど真ん中あたりの6～8トーンくらいが、脱色と染色のバランスも良く
ダメージも抑えつつ一番綺麗に染まります。

色味はナチュラルブラウンやダークブラウンが、一番染まりも持ちも良いです。
※仕上がりは白髪の量で変わります。
白髪染め～綺麗に見える明るさとは？～｜名古屋市中村区岩塚駅徒歩1分の深夜営業美容院N°５

逆に、「白髪は染まらなくても良いから明るくしたい」
もしくは「色味重視（赤みが嫌い・黄色くなるのが嫌い・ただの茶色はイヤ…等が気になる方）」の場合は
ブラウンのあまり入っていないファッションカラー（アッシュ・ベージュ・ピンク等）でのオーダーが良いと思います。

※余談ですが、インスタとかで「ブリーチなしカラー」とか書いてあっても、
元々のトーンが明るい場合が多く（10トーン以上くらい）
黒髪からのカラーですと左のブラウン寄りの色味になります。
右は全部の髪が白い方の染まり具合です。

年配の方で紫の髪の方とかはほとんどが白髪なので、紫になるんですね。
詳しくはこちら→ブリーチが必要なカラーとは？｜名古屋市中村区岩塚駅徒歩1分の深夜営業美容院N°５

さて、客観的にみると、ブラウンが少ないと、良くも悪くも染まりが薄いので
明るめのファッションカラーですと、白髪の部分はキラキラしてしまう事が多いです。
市販の泡カラー等で白髪が染まらないというのを良く耳にしますが、それと同じ感じですね。

少しでも色味を入れたいのであれば、
赤みやオレンジみがイヤな方は”アッシュブラウン”や”マットブラウン””ベージュブラウン”で抑える。
すぐ黄色くなる、ツヤが欲しい方は”レッドブラウン・オレンジブラウン”や”ピンクブラウン・ラベンダーブラウン”で少し暖色に染める。
等の方法はあります。

ブラウンが入る分、少し色味は分かりにくいですが
その分白髪はしっかり染まります。

白髪染めの際は、参考にしてみてください(^^)

N°５
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