ドラッグストアの棚に並ぶヘアオイルとヘアミルク。「なんとなくオイルを使っているけれど、ミルクとどう違うのだろう」と思ったまま、同じものを買い続けている方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、この2つは主成分・使用感・髪への働きの3点が違います。そして選ぶときの決め手は、実は「髪質」よりも「どんな仕上がりにしたいか」のほうが分かりやすいです。名古屋・岩塚の美容室エヌドファイブが、違いの整理から、つける量と場所のコツまでご紹介します。
ヘアオイルとヘアミルクは、3つの点が違います
ヘアケア製品を扱うミルボンの公式サイトでは、ヘアオイルとヘアミルクの違いを「主成分」「使用感」「髪への効果」の3つに整理しています。順番に見ていきましょう。
① 主成分|油分だけか、水分も入っているか
同社の説明では、ヘアオイルには植物由来のオイルなど油性の保湿成分・保護成分が多く含まれます。シアバターやアルガンオイルといった天然オイルが使われることが多く、髪の表面に保護膜をつくって水分の蒸発を防ぐ働きがあります。
いっぽうヘアミルクは、油性の成分に加えて水溶性の成分も多く含まれます。ヒアルロン酸や加水分解コラーゲンといった保湿成分が配合され、髪の内部にうるおいを与える働きがあります。
ざっくり言えば、オイルは「油分で包む」、ミルクは「水分と油分でうるおいを届ける」。この差がそのまま、次の使用感と仕上がりの差になります。
② 使用感|さらさらか、しっとりか
ヘアオイルはその名のとおりオイル状のテクスチャーで、髪につけたときのなめらかな感触が特徴です。髪の表面をコーティングする性質があるため、さらさらとした質感に仕上がります。
ヘアミルクはクリーム状・ミルク状のテクスチャーで、しっとりとした使用感が特徴です。髪になじませやすく保湿感があるので、やわらかな仕上がりを求める方に向いています。
③ 髪への働き|表面をととのえるか、内側にうるおいを届けるか
同社の説明では、ヘアオイルは主に髪の表面をケアして、ツヤやうるおいを与えるとされています。ヘアミルクは髪の内部にうるおいを与えて乾燥を防ぎ、髪をやわらかく、しっとりとした質感に整える、と説明されています。
どちらも髪のまとまりをよくして、翌朝のスタイリングをしやすくする働きが期待できる点は共通しています。「どちらが優れているか」ではなく、髪のどこに働いてほしいかが違うとお考えください。
「髪質で決まる」とは限りません
ここが、いちばんお伝えしたいところです。
「硬い髪はオイル、やわらかい髪はミルク」という説明を見かけることもあれば、その逆の説明を見かけることもあります。実際、先ほどのミルボンの公式サイトでは「さらさらな質感を求める方はヘアオイル」「やわらかなまとまりを求める方はヘアミルク」と、まず求める仕上がりで2つに分けて説明されています。そのうえで、ヘアオイルは髪が細く絡まりやすい方に、ヘアミルクはくせ毛や太い髪質の方に向いている、とそれぞれに向く髪質も示されています。
さらに言えば、同じ「ヘアオイル」というカテゴリーのなかでも、製品によっては細い髪向けと太い髪向けが分けてつくられています。つまり、オイルかミルクかだけで髪質に合うかどうかは決まりません。
迷ったときの考え方
まず「朝、どんな手ざわりだとうれしいか」を決めてください。指を通したときにさらっとしていてほしいならオイル、しっとりまとまっていてほしいならミルク。そのうえで、パッケージに書かれている想定の髪質(細毛向け/太毛向けなど)を見て絞り込むと、失敗が少なくなります。
つけ方は「量」より「場所」で決まります
どちらを選んでも、つけ方が同じでは仕上がりが安定しません。ミルボンの公式サイトでは、次の3ステップが紹介されています。
▶ 1. タオルドライ後、適量を手に取り、中間〜毛先に指を通しながらつける
▶ 2. 手に余った少量を、根元付近(とくに顔まわりやトップの表面)につける
▶ 3. 粗めのくしで、根元付近から毛先までなじませる
ポイントは2つあります。ひとつは根元につけすぎないこと。手に残った分をなでる程度で十分です。もうひとつは毛先を重点的にケアすること。毛先はダメージが集中しやすい場所だからです。
「何プッシュがちょうどいいですか」とよく聞かれるのですが、適量は製品や髪の長さ・量によって変わりますので、お手持ちの商品の表示に合わせてください。ミルクのあとにオイルを重ねたい場合は、それぞれの量を少なめにして様子を見ると失敗しにくくなります。
「つければつけるほどいい」わけではありません
「ケアしているのに、なぜか髪が重い」「洗ってもすぐベタつく」というご相談をいただくことがあります。良かれと思って毎日たっぷりつけていた、というケースは少なくありません。
使ったものが髪の表面にたまっていく状態については、トリートメントでギトギトな髪…【皮膜毛】【ビルドアップ】とは?で詳しくご説明しています。心当たりのある方は、あわせてご覧ください。
なお、ここでご紹介しているのはお風呂上がりに使う「洗い流さないタイプ」の話です。ヘアオイルには、乾かしたあとの仕上げに使えるタイプもありますので、お手持ちの商品の説明書きに合わせてお使いください。朝のスタイリングに使う製品の選び方はノンシリコンのスタイリング剤とは?選び方と使い方のコツにまとめていますので、そちらもどうぞ。
季節の変わり目は、選び直すタイミングです
夏のあいだ紫外線や汗にさらされた髪は、秋になってから乾燥や絡まりとして表に出てくることがあります。今まで使っていたオイルが急に重く感じたり、逆に物足りなくなったりするのは、髪の状態が変わったサインかもしれません。
この時期のケアの整え方は秋のヘアケア|夏に蓄積したダメージをリセットする習慣で、毎日の積み重ねで艶を保つ方法はロングヘアの艶を長持ちさせる5つのケア習慣でご紹介しています。
自分の髪に合うものが分からないときは
いちばん確実なのは、実際に髪を触っている担当者に聞いてしまうことです。今の髪の状態と、いつも使っているもの、そして「朝どうなっていてほしいか」をお伝えいただければ、どちらのタイプが合いそうかをその場でご提案できます。
エヌドファイブでは薬剤や製品を厳選してご用意しており、施術のあとに「これは合いそうです」とお伝えすることもあります。表面をコーティングして手ざわりだけを整えるのではなく、髪そのものの状態から考えるのが当店の基本です。もしお使いいただいて合わないと感じたときも、遠慮なくお声がけください。平日は23時まで営業していますので(最終受付は22時)、お仕事帰りにゆっくりご相談いただけます。名古屋市中村区岩塚、地下鉄東山線「岩塚駅」からすぐです。
名古屋・岩塚の美容室エヌドファイブ
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平日14:00〜23:00/土日祝9:00〜17:00(月曜・第2第4火曜定休)





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