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スタイリスト藤井です。

「ヘアカラーのリタッチは、どれくらいで染めに行けばいいですか？」

意外と個人差があるのではないでしょうか？
基本的にはご自身が気になったらで良いのですが、髪を綺麗に保てる期限としては…どれくらいなの？
時々聞かれることもあるので、簡単に解説します。

・白髪染めの場合

白髪が目立たない期間であれば、１か月半までのご来店が一番おすすめです。
白髪染めのお客様のご来店頻度も、３週間から１か月半までが１番多いですね。
オーダーとしては、新しく伸びた部分のリタッチが多いです。
毛先に関しては、色落ち（明るくなっている）が気になる時や色味を変えたい時のみ染める方法が一番髪が傷みにくく、暗くなりにくいです。

・明るめヘアカラー（アルカリカラー）、ブリーチの場合

暗めのヘアカラー（３～７トーンまでくらい）を続ける場合、根元から毛先にかけてグラデーションっぽくなっているのが気にならなければ
どのタイミングでもいいかなと思います。
※逆に、「あまり美容院行けないよ」という方は暗めのヘアカラーがおすすめです。

明るめ（12トーン以上～ブリーチ）の場合は２か月くらいまでが綺麗にリタッチできる目安となります。
３か月以上になると、地毛と既染部の境目がギザギザになり、ばらつきやすくなってきます。
（毛周期による髪の伸びるスピードや抜け毛・切れ毛等）

↑このギザギザの部分ですね。
カットなんかも伸びると毛先がばらついてきますよね(^^)

基本的に施術で使う薬剤の反応は、温度や湿度で変わりますので
ヘアカラーは頭皮に近いほど体温の影響を受けて明るくなりやすく
中間部分（頭皮から約３センチ以上離れた部分）から毛先は染まりにくいのです。
加えて３ヵ月以上経ってばらついた部分は、毛先と同じように揃えるのが難しく時間がかかるようになってきます。※ハイトーンの場合

ですので、明るいヘアカラー（ブリーチ）のロングリタッチは
地毛の部分が伸びれば伸びるほど、一度のヘアカラーでは思い通りの色味が出しにくく・揃えにくくなります。
ブラウン（普通の茶色）メインのものはそこまででもないですが、
「（はっきりと色味のわかる）〇〇色」「ミルクティー」「シルバー」「金髪」「薄いピンク」なんかの
『色！！』といったものは難易度が上がりますし、時間もかかります。
（そもそもブラウン希望の場合は、あまりハイトーン使いません。黄色くなっちゃうので。）

ですので、リタッチ期間があまりあいてない（２カ月くらい）方が、綺麗に短時間で染めることが出来ます。

【因みに】
縮毛矯正やデザインカラー（バレイヤージュやシャドウルーツ、インナーカラー等）
ホームカラー（カラーシャンプー・トリートメント含む）をされている場合は履歴が複雑です。
そのままハイトーンのヘアカラー続ける場合は、何度かに施術を分けた方が髪には負担がかかりません。

綺麗なヘアカラーを続けたい方は、参考にしてみてください(^^)

※2024年7月より、ヘアカラーのリタッチは3ｃｍ以内、それ以上はショート料金～ロング料金となります。
ご注意ください。