朝起きたら髪がハネていて、時間がないのにシャワーで全部濡らし直す。そんな慌ただしい朝を過ごしている方は少なくないと思います。実際、サロンでも「寝ぐせがなかなか直らない」というご相談をいただくことがあります。
当店がおすすめしているのは、頭全体ではなく、直したい部分の「根元」と「内側」だけを濡らして、根元から乾かし直す方法です。毛先がハネて見えても、寝ぐせの多くは根元から始まっているため、ポイントさえ押さえれば短い時間で整えやすくなります。この記事では、寝ぐせがつく理由、朝の直し方の手順、やりがちな失敗、前の晩にできる予防を、美容師の目線でまとめました。
寝ぐせはどうしてつくの?
髪の中には、水に濡れるとほどけて、乾くとまたつながる結びつきがあります。毎日のブローで形がつくのも、この性質のおかげです。濡れているあいだは形が自由に変わり、乾いたときの形でいったん落ち着きます。
寝ぐせも、同じ仕組みで起こります。きっかけは大きく分けて2つです。
▶ 髪が乾ききらないまま寝てしまう
半乾きの部分が枕に押されて向きが変わり、そのまま乾いて形が残ります。
▶ 寝ているあいだにかいた汗で髪が湿る
頭皮の汗で根元が湿り、押された形のまま乾いてしまいます。
どちらの場合も、形が変わるのは髪の根元からです。毛先だけを見て直そうとしてもうまくいかないのは、このためだと当店では考えています。
朝の寝ぐせの直し方|全体を濡らさず根元から
時間のない朝でも取り入れやすいよう、3つのステップに分けてご紹介します。
ステップ1:直したい部分の根元と内側を濡らす
ハネている毛先だけを湿らせても、根元の向きが変わらなければ、乾くとまた同じ形に戻りやすくなります。直したい部分の毛束をめくって、根元と内側までしっかり湿らせるのがコツです。
乾いた髪は水をはじいて、思ったより濡れていないことがあります。冷たい水よりぬるめのお湯のほうがなじみやすく、髪を軽くにぎるようにすると水分が毛束の間に入りやすくなります。寝ぐせ直し用のウォーターを使うのもひとつの方法で、部分的に濡らしたいときは泡で出てくるタイプが扱いやすいと思います。なお、パーマや縮毛矯正をかけたばかりの方は、担当の美容師から髪を濡らすのを控えるよう案内された期間中は、その案内を優先してください。
ステップ2:根元から毛先へ、毛流れを整えながら乾かす
ドライヤーは、まず根元に当てます。指で根元を頭皮から少し浮かせるようにして風を入れると、髪が動きやすくなり、毛流れをそろえやすくなります。
順番は「根元から毛先へ」。毛先から先に整えると、根元のクセが残ったままになりがちです。根元が乾いてから、手ぐしやブラシで毛先に向かって流れを整えていきましょう。
ステップ3:形を整えたまま冷ます
ドライヤーで温まった髪は、濡れているときと同じように形が変わりやすい状態です。温かいうちに触ったり動いたりすると、せっかく整えた形がくずれてしまうことがあります。最後に冷風を当てて、形を整えたまま冷ますところまでをワンセットにしてください。
冷風の前に、乾いたかどうかを指先の感触で確かめます。しっとり束になっている感じがなくなり、さらっとした手ざわりになれば目安です。前髪の割れや浮きについては、前髪が割れる・浮く原因と直し方|ドライヤーのコツで詳しくご紹介しています。
寝ぐせ直しでやりがちなこと
▶ スタイリング剤やヘアアイロンで上から押さえ込む
根元の向きが変わったままだと、毛先だけを押さえても、時間がたつとハネが戻ってくることもあります。スタイリング剤は、根元を直してからのほうがなじみやすいと当店では考えています。スタイリング剤の選び方はノンシリコンのスタイリング剤とは?選び方と使い方のコツもあわせてご覧ください。
▶ 濡れた髪にヘアアイロンを当てる
濡れたままアイロンを当てると、乾くまでに時間がかかって形がつきにくく、熱を当てる時間も長くなって髪が傷みやすくなります。アイロンを使う日も、先に根元から毛先までしっかり乾かしてから使いましょう。濡れたまま仕上げることのデメリットは、当店スタッフの記事スタイリングやセット、髪が濡れたまましていませんか?でも触れています。
▶ 乾かしきらないまま出かける
根元に湿り気が残っていると、乾ききるまでのあいだに髪が動いて、形が変わってしまうことがあります。朝は急いでいても、根元だけは乾かしきってから出かけるのがおすすめです。
前の晩にできる寝ぐせ予防
寝ぐせを減らすいちばんの近道は、寝る前に髪を乾かしきることです。夜のドライヤーで気をつけたいのは、次の3点です。
・表面や毛先だけでなく、根元と内側まで乾かす
・髪が重なりやすい後頭部と耳の上の根元は乾かし残しやすいので、念入りに
・乾かしたあとは冷風で冷まし、髪の温度を落ち着かせてから寝る
濡れた髪は、枕とこすれると傷みやすい状態でもあります。しっかり乾かしてから寝ることは、寝ぐせ予防だけでなく、髪の表面を守ることにもつながります。
ただし、寝ているあいだにかく汗でつく寝ぐせは、夜のケアだけでは防ぎきれません。毎晩きちんと乾かしているのに寝ぐせがつく日は、朝の「根元から濡らして乾かし直す」方法で整えてあげてください。
シャンプーからドライヤーまでの毎日の流れは、何故違う?美容院と自宅でのスタイリング方法の違いでもご紹介しています。
朝の扱いやすさは、カットからも変えられます
同じ乾かし方をしていても、髪の長さや量、生えぐせの向きによって、寝ぐせのつきやすさは変わります。当店では、仕上がったその日の形だけでなく、毎朝ご自分で扱いやすいかどうかも、カットで大切にしたいところだと考えています。毎朝ハネやすい場所がある方は、カットのときに美容師へ伝えていただくと、お一人おひとりに合った乾かし方のコツもお話ししやすくなります。
名古屋・岩塚の美容室エヌドファイブは、地下鉄東山線「岩塚駅」からすぐ。平日は23時まで営業しています(カットは22時まで)ので、お仕事帰りにご予約のうえお越しください。スタイリング剤も「プロが自宅でも使いたいもの」を基準に選んでいますので、スタイリング剤選びで迷ったときもお気軽にご相談ください。また、ヘアスタイルのお直しに期限は設けていません。対象は施術日時点の仕上がりで、ご自宅で数日お手入れしてみて気になったところがあれば、お早めにご連絡ください(伸びてきた部分や、ヘアスタイル自体の変更は対象外です)。メニューの詳細はカットメニューをご覧ください。
名古屋・岩塚の美容室エヌドファイブ
地下鉄東山線「岩塚駅」徒歩すぐ|平日23時まで営業
平日14:00〜23:00/土日祝9:00〜17:00(月曜・第2第4火曜定休)





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